選択制夫婦別姓に反対する人が選択英制夫婦別姓に賛成する人を上回っているという世論調査の結果を見た。 同姓が良いのなら、夫婦で同姓にすれば良いのであるわけで、選択制夫婦別姓に反対する人は、他の結婚している夫婦が同姓を名乗る事に反対している訳である。要するに、他人の自由に介入したいわけだ。私的には、選択制夫婦別姓に反対する理由がどこにも見合たらない。 反対者が述べる意見において、意味が解らないのは、以下の三つだ。 1.夫婦の絆が薄くなり、不貞が蔓延する。 2.子供がかわいそう。 3.子供の苗字をどうするのか? 4.夫婦の苗字が違うと、すぐに離婚しやすくなる。 そう思うなら、自分の家庭は夫婦同姓を選択すれば良いだけの事だろう。何故、他人の家庭の事情にまで関心があるのか?意味がわからない。こういう意見を持つのであれば、離婚を違法にするように、政府に請願すればよい。離婚家庭は子供の苗字も変わったり、子供がかわいそうだったりする、と意見陳情すればよい。 反対者の多くが言う意見に「日本では歴史的に夫婦が同姓を名乗るのが普通なのだから、こういった変更は社会に良くない」というものがある。これについて、私はアホな意見だと思っている。何故なら歴史的に夫婦が同姓を強制されるようになってから、まだ日が浅いからである。 そういう事で、選択制夫婦別姓に反対している連中は、理性がなく、他人の自由を認めないアホウだけで、日本の市民の中にはアホウが半数以上いるのだ、と真剣に信じていた。 だが、待って欲しい。もう一度先の一文を読んで欲しい。 「日本では歴史的に夫婦が同姓を名乗るのが普通なのだから、こういった変更は社会に良くない」 こういう仮説はどうだろうか?本当は夫婦別姓が良かった女の人が、お嫁に行き、強制的に名前を変更させられて、専業主婦か何かで今日に至る。こういう類の人達は、夫婦別姓に反対するのではないだろうか?自分の時は強制させられた。何をいまさら、と。つまり、歴史的に同姓を強制していたのに、それを変えると、自分は妬ましい、という意味である。 まあ、そうならば反対する理由も解る。だが、選択制夫婦別姓問題は、そういう人達を無視して、さっさと通すべきだ。国民総背番号制も決まっているのだし、名前がどうであれ、データベースを持って個人は今後特定できるのだから、や...
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