引っ越しなどで忙しく、ワールドカップを見る時間もなかった。現在ケーブルテレビが見れる環境になく、情報にも疎くなっている。
さて、ヒューストン・ロケッツの話しだが、オフシーズンに急激な変化があった。まず、ジェレミー・リンがレイカースにトレードされた。ロケッツはカーメロアンソニーを獲ろうとして、7番のジャージーを着せたアンソニーの写真を掲載していた。言うまでもなく、7番はリンのジャージーであり、ロケッツは既にリンを追い出すことを確定させていたと考えるのが自然だろう。レイカースからはサージ・リンシュックがロケッツに移る。
そして、パーソンズである。不動のスモールフォワードで、値段的にもお得だったチャンドラー・パーソンズだが、ダラス・マーベリックスのオファーに対して、ヒューストンはマッチさせなかった。つまり、見返りなしにパーソンズを失った事になる。
最後に、オメア・アシックであるが、ニューオーリンズ・ペリカンズに行くのがほぼ決定的な状況となっている。
レイカースはリンを獲得し、マーケティング的には大成功だと思うし、来年FAになるケビン・ラブなどの獲得を着々と進めている訳だ。
マブスは大儲け。パーソンズほどの選手を獲得できれば、ノビツキーとパーソンズというシュートを撃てるフォワードが揃い、NYニックスから再び獲得するタイソン・チャンドラーと合わせて、非常に面白いフロントラインが出来るのだ。
一方、ロケッツであるが、西海岸4位という今季の成績を上回る事は無いだろう。リンとアシックを追い出して獲得を狙ったクリス・ボッシュはマイアミに残るし、カーメロ・アンソニーもNYに残る。チームの三番手と四番手の得点源を失い、しかも重要なビッグマンを失った。ロケッツには厳しいシーズンが待っていると言わざるを得ない。
ハーデンは強がりで、滞在先のフィリピンで現地のメディアに「自分(ハーデン)とハワードがロケッツのキープレーヤーであり、その他はロールプレーヤーに過ぎない。ロールプレイヤーは代替出来る。来年は自分とハワードを中心とした、さらに進化したロケッツになるだろう。」と言った。その通りだと言えるが、チーム作りと言う視点から、こういった発言が出てくるのは危険だ。優勝したスパーズはチームとしてNBAのチャンピオンを獲ったのだ。ロケッツがスパーズに勝つ事は無さそうだ。
好きな選手が三人出されて、ハーデンとハワードだけが残ったロケッツ。応援する妙味は無さそうだ。来年はレイカースの試合でも見る事とする。
雨が降り続くシアトルに住むブログ主が、カプチーノを飲みながら、時事・経済・政治・食・スポーツ等について社会科学的見地から騙ります。広告のクリックをする事、宜しくお願いします!
登録:
コメントの投稿 (Atom)
日本の有権者、かなりヤバいんじゃないか?
参議院選挙の中間結果がヤバい。 参政党が勢いを伸ばしているって、日本人はどれだけ情弱なのか。参政党は右派でも何でもなく、自由を否定する国家権威主義的なトンでも政策を掲げるだけのヤバい集団である。ヤバい奴が騒ぐのは良いが、一体誰が投票するのだろうか?そういう奴らが一番ヤバいと思う。...
-
(広告のクリックお願いします!) 夏になるとステーキを食べたくなる人たちが大勢出てくるのか、友人やその奥さんから牛に関する質問を良く受ける。当ブログの アメリカステーキは何故美味しいのか という偏った記事が一番読者を集めているようである。私自身も牛ステーキが大好きである。ア...
-
(注:この記事はミディアムレア以上に焼いたステーキの話であって、生肉の話ではありません。ステーキのレアが好きな人の多くは、単に生肉が好きな場合があります。私も生肉が大好きですが、このページでは牛タタキ風ステーキの話はしていませんので悪しからず。生肉が好きならばわざわざレストランに...
-
アメリカという国は、思っている以上に保守的で宗教的である。アメリカ流のキリスト教的な価値観があり、右も左もその上で戦う。マリファナを推奨したり、同性愛結婚を推奨したり、戦争反対を言ったり、死刑廃止を訴えたり、中絶を支持したりする人達も、キリスト教のアンチテーゼとしての政治的な発言...
0 件のコメント:
コメントを投稿