7/28/2014

ハマスの大罪とテロリストの下手なPRに靡く国際社会

イスラエルがガザ地区に侵攻した。私は報道機関の「人道主義的な報道」に対して怒りを覚える。

ガザにいる多数の市民が犠牲になっている事は、論を待たない事実であるし、非常に悲しい。イスラエル側にしても、一部の頭のおかしな連中を除いては、その事を否定する人はいない筈である。ベンヤミン・ネタニヤ―フもはっきりと言っているように、イスラエルはガザの一般市民を標的にはしていない。

直接的には、イスラエル軍の火力によってガザの市民が殺されている事実は覆らないが、何故それらの無垢な人々が死んでいるのかの責任は、ガザをコントロールしているハマスを中心とする指導者側に100%あると思うのだ。この議論は、死刑を執行された罪人が、死刑執行人に殺されたのか、国に殺されたのか、自分の罪によって殺されたのか、という話しと似ている。次にイスラエル側の主張を書く。

突然ガザ側からロケットミサイルが飛んできた(事実)。さらに、ガザ側から違法に掘られたトンネルを使用して、イスラエルの市民が誘拐されて惨殺された(事実)。イスラエルの市民を守るために、ガザの武器拠点を壊滅させ、違法なトンネル網を壊滅させる必要がある。ガザのミサイルは学校や病院などからも飛んでくるため(事実)、それらを攻撃せざるをえない。それらを攻撃すれば、残念ながらガザ市民の犠牲が出てしまう。市民の犠牲が出るからといって、「敵の攻撃拠点を攻撃しない」という選択肢を取る事はテロリスト側を利する行為である。残念ながら、ガザ側が自分たちの市民を「人質の盾」として利用している以上、ガザ側に市民の犠牲者が出てしまう。それはガザ側指導者の責任である。イスラエルはイスラエル市民(ユダヤ人が大多数であるが、アラブ人やそれ以外の人々も含まれる)を護る為の行動をしているだけである。

ハマースに擁護され、ガザに潜むイスラム過激派たちは、「便衣兵」や「市民の盾」といった典型的なテロリズム作戦を選択している。ガザ側の指導者であるハマスの目標は、イスラエルの地からユダヤ人を追い出し、イスラム経典に基づいたシャリーア国家を建国する事にある。最終的にはユダヤ人をイスラエルから追い出し、テルアビブにハマスの旗を立てる事が目標となる。それは聖戦であり、自身や自身側の無垢な市民の犠牲は厭わないのだ。イスラエルは、そのような頭のおかしな連中と戦っているのである。ハマスは北朝鮮のようなテロリスト支援組織であり、世界平和を脅かす存在だ。ハマスの潰滅こそが世界の平和の為であり、我々は全面的にイスラエルを支持するべきである。

ただ、無垢なガザ市民が犠牲になっているのを見るのは心が痛む。多少の犠牲は払ってでも世界平和の達成を願うのか、或いは市民が犠牲になるべきではないので戦争に反対しテロリストが跋扈する世界を認めるのか?私なら、残念ながら前者を選択せざるを得ない。イスラエル側も細かい作戦の失敗などを犯しているし、それらをオープンにディスクローズしているため、批判の対象となっている。ハマス側はそれを利用して、イスラエルのネガティブキャンペーンを張っているのである。

下手な人道報道にぶれることなく、真実はどこにあるのかをキッチリと見て欲しい。テロリスト側の方がPRが上手であり、何も知らないで報道を見ていると、大切な事実を見失うだろう。もう一度言う。ハマスはイスラム過激派を擁護している。それらの過激派は、ガザに居住するパレスチナ系の無垢な市民を人質として、聖戦の名の下にイスラエル壊滅を企てている横暴なテロリストである。ハマスとイスラム過激派の潰滅こそが世界平和には必要であろう。そして、ハマスを支援するパレスチナの市民も深く反省するべきである。

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