第三回WBCの決勝はドミニカとプエルト・リコであった。予想通り、サンフランシスコのAT&Tスタジアムはガラガラ。私は見る気もなかったが、夕食の後に他に見る番組もなく、自然にチャンネルがWBCになっていた。予選リーグから見ているが、ドミニカもプエルトリコも、かなり堅い野球をする。しかし、ドミニカが気合と根性で押し切った形になった。プエルトリコとドミニカの間の試合は、何度か乱闘直前までいっており、試合終了後にどうなる事やら、と思っていた。9回の表には、ドミニカの選手は感情を抑えられないくらい喜んでいたのだ。3-0で試合は終了。ドミニカ選手が自国旗を持ってマウンドに駆け寄る。すると、なんとモリーナが皆を促して、負けたチームがドミニカに歩み寄り、お互いを称えあったのだ。プロの試合では見たことがない光景に、正直驚いた。興行的にどうかと思う今回の大会であるが、最後に珍しい風景を見られて、綺麗に締められたと思う。これも、日本がプエルトリコの前で見せた高校野球のような敗者の敬礼から来ているのではないかと思うのだが。
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