ケンタッキーダービー優勝馬であるアニマルキングダムがドバイワールドカップで復活を果たした。ドバイ初騎乗のマイク・スミス騎乗のロイヤルデルタの外側二番手につけて、直線で後続を離す横綱騎乗であった。オールウェザーはこう乗るべきである、という騎乗であった。
しかし、前から言い続けている事だが、09年以降、ドバイワールドカップの価値はなくなった。何故なら、以前のダート馬最強を決めるレースという位置づけから、オールウェザーでのインチキレースに成り下がってしまったからだ。「スピードのある馬による脱落レース」という古き良きアメリカ的なレースから、「巧く乗れば勝つ」という欧州・日本系のレースになってしまった。日本からは芝馬を連れて行けば充分に勝負になると思うのだ。ジェンティルドンナをこっちに出しても二着はあったのではないか?
別にケチをつけるつもりはないが、アニマルキングダムがケンタッキーダービーを勝てたのはラッキー以外の何物でもなかったといまだに信じている。遅い展開と、極端な弱メンバー。この馬は運が良い。しかし、BCマイルを二着につけるなど、意味不明な怖さがこの馬にはある。アニマルキングダムは、芝でもAWでもダートでも実績を残している珍しい馬である。血統の悪さが、こういった図太い馬を生んだのであろう。怪我がちで使われていないが、種牡馬価値が低そうなので、引き続き世界を股にかけた活躍を望む。来年度の凱旋門賞あたりを目標にして欲しい。アメリカのクラシック馬が欧州の古馬路線に望むなど、面白いではないか。凱旋門に挑戦してくれれば、この馬の評価を変えようと思う。
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