前半はマーシャル・リンチのランニングが悉く阻止され、第一シードのアトランタ・ファルコンズの力を見せ付けられた。特にランニングバックののマイケル・ターナー。タックルをされても倒れず、走りいく姿はまるで雄牛(ブル)のようだった。QBのマット・ライアンはイマイチだったが、これぞとばかり、20点を取られた。
シーホークスは、無理矢理フォースダウンの1ヤードをマーシャル・リンチに走らせて、これを見事に阻止されて、ファルコンズにボールが渡る。これを見た瞬間、今日は無理だと思った。コーディネーターの支持なのか、攻撃も防御もチグハグだ。パスさせれば良いのに、無理矢理ランニングバックにこだわり続けたり。アトランタ側に総てを見透かされているような試合運びであった。しかもピート・キャロルは焦ったような采配を繰り返す。前半は無得点。20-0をひっくり返すのは無理である。
後半になって、攻撃のリズムを替えてきた。ランニングバックが通用しないと解ったからか、ラッセル・ウィルソンのパスに頼る事になる。ウィルソン、まるでオールスターQBと見紛うような正確さと冷静さで、次々にヤードを詰めて来る。しかも、ディフェンス陣もアトランタ側のランニングバックには手を拱いていたが、マット・ライアンの甘いパスをインターセプトしている。第三クオーターにはウィルソンからテイトにパスが繋がって、7点を入れるも、直ぐに7点返される。
しかし、第4クオーターに奇跡が起きた。ウィルソンのパスとランニングで一気に14点入れる。そして、インターセプト。そこから、ウィルソンからマーシャル・リンチにパスを出して、なんと逆転したのだ。28対27。プレイオフに残るほどの大逆転劇である。残りは30秒。来週はナイナーズとのリーグ決定戦だ!アトランタのスタジアムは沈み込み、私はテレビの前で叫んでいた。「Yeeeeeeees!!!」と。
残り30秒。マット・ライアンがパスを日本簡単に決める。そして、なんとフィールドゴールレンジにまで入ってしまった。ヤバイ。残り8秒。キッカーのマット・ブライアントが本気で蹴るも、ボールは右に逸れてしまった。でも、ピート・キャロルがタイムを入れていたので、再びフィールドキックをトライ。今度はまっすぐにボールはゴールに消えていった。28対30。再び逆転された。
シーホークスは残り6秒から必死にパスを決め、フィールドゴールできるかもしれない位置まで来たが、フィールドキックをすることなく、ウィルソンに絶望的なパスを出させ、フィールドゴール内でインターセプトされる。試合終了。
ちょっと気分悪いです。確かに良いゲームでした。ただ、こんない後味悪い試合、知りません。ラッセル・ウィルソンは良くやった。でも、ピート・キャロルの采配、どうなの?大学レベルからNFLに来て、もう少し経験を積む必要があるのでしょうか?かなり気分悪いです。
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