今年のワールドシリーズはワイルドカードのデトロイト・タイガースとプレーオフ球団中最低勝率のセントルイス・カージナルスとの戦いとなる。最近はワイルドカードチームの活躍が目立つ。2002年のアナハイム・エンジェルスがサンフランシスコ・ジャイアンツとのワイルドカード同士の対戦を制したのを皮切りに、2003年はフロリダ・マーリンズ、2004年はボストン・レッドソックスがワイルドカードチームとしてワールドチャンピオンになっている。2005年はヒューストン・アストロズが、そして今年はデトロイト・タイガースがワールドシリーズに駒を進めている。
まあ、結局は、短期決戦とシーズンでは戦い方が変わるのだろう。言い古されていることだが、短期決戦では、ピッチャーが全てなのだ。タイガースは、二年目の先発バーランダーとルーキーであるセットアッパーのズマヤの活躍が大きい。この二人に、昨年レンジャースでカメラマンを殴ったケニー・ロジャースが加わり、チームが完全に変わってしまった。そして、イヴァン・ロドリゲスがピッチャーに指示を出す。球場の大きさが異なるので一概に比べられないが、今シーズンのタイガースはメジャー30球団中一位の(3.84)の防御率を記録した。対して、打撃は、オルドネスやギーエン、ロドリゲスがいるので、まあまあ上手くまとまったチームだ。
打率一位を誇ったのは、シーズン中盤から、モウアーとモルノーの活躍で追い上げ、ついにはタイガースから中地区首位の座を奪い取ったミネソタ・ツインズだ。ただ、サイ・ヤングピッチャーのヨハン・サンタナがいるものの、投手力をタイガースと比べると、総合的に一枚落ちてしまう。
打点に関してはニューヨーク・ヤンキースがぶっちぎった。ジータ、Aロッド、シェフィールド、アブレイユ、ジアンビ、松井秀喜。認めるのは悔しいが、オールスター打線だ。ただ、投手陣が、ワールドシリーズ三連覇した頃と比べて貧弱だ。マイク・ムシーナと王健民は信頼できるものの、ランディジョンソンは衰えが目立つ。4番手以降は、ビルに飛行機で突っ込んだライドルなどに頼る始末だ。マリアノ・リベラという絶対的な抑えがいるものの、中継ぎはかなり苦しい。これでは、タイガースに負けてしまっても文句は言えまい。
昨年優勝した井口資仁が所属するホワイトソックスは、今期はトーミーの加入もあり、打率や得点が上がったものの、防御率が極端に落ちた。バーリー、コントレラス、フレディ・ガルシア、そしてガーランド。昨年活躍した先発陣が軒並み防御率を3点台から4点台に落とした。これではプレーオフに残れない。
まあ、長々と書いたが、タイガースが勝ち続けるのはサプライズでも何でもない。ただ投手陣がいいのだ。田口荘が所属するセントルイスと当たるが、まあ、普通にやればタイガースが勝つだろう。エースのマルダーと抑えのイズリンハウゼンが抜けているカージナルスがどうしてワールドシリーズまで残れたのか?それは次回に討論しよう。
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10/21/2006
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