正月早々、マドゥロを「逮捕」に踏み切ったトランプ政権。マルコ・ルビオを国務省長官に添えた事からも、ベネズエラ問題が政権外交のトッププライオリティだった事は広く知られていたとは言うものの、軍を使って鮮やかに問題を解決して見せた手腕は、お見事の一言に尽きる。議会などを通すと、当問題は絶対に解決できない。大統領の権限だけでの解決法で、被害をミニマムに、そして成果をマキシマムにするというオペレーション。私は最大限の賛辞を贈りたい。
ベネズエラからは800万人近くの国民が極左独裁政権の国家運営に嫌気をきたして国を脱出したと言われており、その人達は諸手を挙げて喜んでいるだろう。国内で疲弊して自由を束縛されているベネズエラ国民も、大半は喜んでいるものと推測される。
ヨーロッパの民主主義陣営は昨年のノーベル平和賞をマチャドに与えたわけだ。マチャドを象徴とした国民が支持しうる民主主義体制に移っていくという事は、国際的にみても明るい光であると思われる。
私は第一報を聞いて、「素晴らしかった。本当に良かった。世界の平和に貢献する成果である。」と単純に考えた。勿論、手続き上問題もあるし、今後の課題は山積している。が、それは後付けの話であり、国際社会が責任を持って、ベネズエラの社会の正常化や経済の発展にそれぞれの立場から貢献すれば良い事であろう。正月中にニュースはなく、年明けの月曜日、主要メディアはなんと報道するだろうか?
1月5日のNHKの報道は腐っていた。トランプ政権がベネズエラに違法的な攻撃を加え、市民に犠牲が出たことを中心に報道した。国民へのインタビューでは、社会混乱を目の当たりにしているカラカス市民という目線で、アメリカの覇権主義に警鐘を鳴らすような報道をした。アメリカの真の目的は、ベネズエラの石油だとまで結論付けた。どの国の報道機関かと疑うような偏向報道だと思う。報道の順番が全く逆だと思う。
勿論、ベネズエラ国内でも、汚職政権の甘い汁を吸っている利益享受者もいるわけで、政権を支持しているそのような連中は恐怖で顔が引きつっていると思われる。が、ざまあみろ、というのが社会の本音ではないか?NHKは、市民の犠牲の上で独占的に利益を享受していた人たちが、その利益を引っ剥がされる恐怖みたいなのを、可哀そうだと思うのか?え、中国共産党の利益がなくなるから、それは困る、とでも言いたいの?
トランプの行った行為は国際法違反だというような論調が、大手オールドメディアのメインボイスのようになっている。であれば、社会主義者の面を被った腐敗権威主義者を、国際社会はどのような形で排除すれば良かったというのか?ベネズエラがあのような形で2026年を迎えた事を正義に適っているとでも思っているのだろうか?
石油に関しては、ベネズエラは石油精製能力を失っている。重油質の石油製品の精製を復活させて、国際社会にアクセスできなければ、ベネズエラの経済は復活し得ない。今後も麻薬輸出に経済の舵を切らせるのか?チャベスがエクソンなどを追い出したことを良いことに、ロシアや中国やイランがベネズエラ政府と結託して、色々と悪さをしていた。アメリカの真の目論見が一義的には石油資源にない事は明白だと思うのだが。オールドメディアが、帝国アメリカのベネズエラ攻撃の真の目的が、石油利権だというのは、偏向ではなく、もはやフェークニュースである。
イスラエルのガザに滞在するテロリスト一掃作戦でもそうだったが、本当に問題のあるカオス的なものに目を瞑り、私たちが見えている秩序だった世界の手続き論を唱え続けている大手マスコミの常識に落胆する。
マドゥロを排除して、トランプはどうしたいのか?おいおい、それは国際社会全体が考える事だろう。視聴者やマスゴミも、国際社会の一員としてきちんと責任もって自分ならどうしたいか、建設的に考えろよ。私たち一人一人が未来の国際社会に責任を持たなければいけないのだ。無責任な報道は社会の悪です。すべてを他人事と世界を俯瞰してふんぞり返っていると、中国共産党とか中東のゲリラ組織とかロシアの兵器ビジネスみたいなのが、世界で権力を拡張していきます。
色々な問題はすでに生じている。そのような問題は解決しなければならない。解決した後に、どのような社会を作りたいのか?それこそが、本当の意味でのグローバル民主主義だ。権威主義者や悪党に世界を牛耳られてはならない。
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