毎朝おきて、すぐにアメリカのニュースをチェックするという生活が1月以降続いてきたが、ニュースの量が明らかに減ってきた。それに伴い、日米の交渉のニュースも冷めてきた。
アメリカ側は、世界的に公平な自由貿易という理想郷を目指すための交渉を世界中の国と行おうとしている。が、勿論、現政権の票を左右する利権団体の押し売りのヤクザみたいな、ふざけた要求のみがクローズアップされている。日本側は、貿易赤字の話ばかりを取り上げ、社会主義でもないのに、国が何なら買えるのか、みたいな間違った議論を始めている。アメリカ側は立場上、吹っ掛ける必要があるのだから、意味不明の要求は受け入れる必要はないのだし、日本側が同じようなゲームをする必要はない。議論の本質が見えなくなる事には忸怩たる思いである。
自由で開かれた世界が、自由に貿易をして、お互いに成長していく理想の社会。そのイメージが、一般の人たちから消えてしまっていることが一番怖い。
コメント