3/20/2023

栗山監督は短期決戦に向いていない

WBCなんて、プレシーズンの花相撲と思っていたが、いざ始まってテレビでやっていると、ついつい見てしまう。年度末で忙しいのに、こんなことをやっている場合ではないのだが。

 栗山監督は弱いチームを相手に今まで安心して見てこられた。しかし強いチームと当たって、負けたら終わりという場面で、全然動かない。佐々木にしても、山本にしても、ボールが散りだしたら直ぐに後退させるべきだった。佐々木は三回終わりで交代のタイミングだったし、7回終わりで山本も明らかに交代のタイミングだった。

シーズン中なら長めに任せれば良い。選手がまだ仕上がっていない春先で、しかも日本はピッチャー揃っているんだから、どんどん交代させていくべきだと思う。アメリカ戦に備えるとか、そういうシチュエーションではない。

バッターにしても、源田や甲斐に対しては積極的にピンチヒッターで良いと思う。

DHのある日本ハムで長年野球してたからか、動かなさすぎる。負けたらバイバイ、みたいな短期決戦には全く向いていない。打たれた選手が可哀そう。

PS 私は栗山監督が大好きですし、野球哲学も尊敬しています。短期決戦には向いていないという話をしているだけです。

3/11/2023

総務省の文書捏造は何が問題なのか意味不明

 総務省の文書が問題あるとして、小西議員が高市議員に辞任を迫っている。高市氏は捏造だと言っている。

この文書に目を通したが、何が問題なのか、さっぱりわからない。

政治的な公平性とか、あり得ない事を求めている時点で、日本の法律そのものがおかしいと思う。首相の補佐官が番組内容に激高して、何を勘違いしたのかTBSではなく、総務省に文句を言いに行った。しかし、総務省は何も変えなかった、以上。

捏造云々は興味ないので、マスコミは当問題のポイントをきっちりと説明して私にわかるように説明して欲しい。私は頭が悪いので、全く分からない。

小西議員はポイントのない問題で、極秘資料を一般に公開しているの?これこそ懲罰問題に値すると思うのですが・・・

全く意味がわからないので、冗談抜きで、誰か解説して欲しい。

3/06/2023

リニアより北陸新幹線の延伸を優先すべき

 中央新幹線(リニア)を建設する意義を、日本の大動脈輸送の二重系化にあるとする意見をよく聞く。そうであれば、敦賀から少なくとも米原までとっとと北陸新幹線を延伸するべきである。その方が圧倒的に安く、現実的である。関西と北陸の都市がサンダーバード以外で直接に結ばれることで、経済効果もある。リニアは「のぞみ」とカニバリゼーションを起こすだけ。

敦賀から大阪までをどうするのか迷走しているが、とりあえず米原まで延伸してから考えれば良いのだと思う。近江塩津あたりに一駅作れば、滋賀県は文句言わないだろう。

東京-大阪間にリニアを通すのは完全なる無駄。飛行機で十分。今からでも止めるべき。リニアの技術をどうしても導入したいのなら、成田空港-羽田空港とか、札幌-盛岡とか、違う所でやれば良いと思う。

輸送の二重系化とか、なんとなくそれっぽく聞こえるが、官民が土建屋と癒着して新しい鉄道を引きたいだけ。いつの時代やねん?

3/04/2023

自民党がアベノミクスに協力していない件

私は岸田首相には何も期待していないし、いち早く降板して欲しいとすら思っている。ただ、日銀次期総裁に植田和夫教授を選んだことに関しては、評価している。 植田教授に日本の金融問題を解決できるなどとは毛頭思っていない。誰が舵を切ろうとも、日銀の現政策は行き詰る事が確実であり、解決方法は存在しない。そこを理解したうえで、次期日銀総裁は、英語を喋れて、博士号を所持しており、冷静に議論できる人であれば、最高の人選という事になる。植田教授は、それらを全て満たしている完璧な人選だったと思う。

金融政策をめぐって、宏池会と清和会の間に溝がある。目下では原料価格高騰と円安によるインフレが起こっている。油、マヨネーズ、卵、牛乳、昼食代、居酒屋。結構なものの値段が上がりまくっている。一方で、ガソリン、電気代や小麦なども助成金を入れまくって、低めに抑えられている。賃金に関しては、バイト代なども含め、肌感覚で上がっている感じがある。しかしながら、消費者物価を総合的に見た場合、日本では家賃や公共料金が固定されているので、総合的な計算上のインフレが起こりにくい(アメリカやヨーロッパでは家賃がバンバン騰がっている)。

アベノミクスが好きな人は、賃金の上昇など、本当の意味での2%のインフレ目標には達していないので、金融緩和を続けるべきであると言い続けている。かつてリフレ派は、どんな経路であろうと物価が上昇すれば景気が良くなる、みたいな事を言っていた。現在では、消費者物価はGDPデフレーターで見なきゃいけないので、日本はインフレを達成できていないとしている。需給のバランスが大切であり、アベノミクスにより需給バランスを通したインフレを作りたいとしている。

インフレやデフレというものは「見える結果」に過ぎず、インフレにしたから、デフレにしたから、経済問題が解決することはない。金融をいじらなくとも、インフレ前提の社会システムを変えれば、ある程度の社会問題は解決できるはずだ。何をやろうとも、我々の生活が劇的に良くなったりはしない。変化を作りだせば、美味しいとこを持っていける奴と、冷や飯を食う奴がでてくるだけである。

そう言った事を脳裏に入れておいてもらった上で、私はリフレ派のいう事も一理あると思う。インフレを作りたければ、それは需給にメスを入れれば良いわけだ。需要を増やすか、供給を減らすしかないわけだ。

日本の需要は自発的にどうすれば増えるのかを考える。米をもっと一杯作るのか?中国やインドに競り勝って、石油や金属や農産物をもっと大量に輸入できるのか?東京都市部でパワーカップルが一人一台ずつレクサスを買うのか?そういった需要の増やし方は、ほぼ不可能だ。こんまりのようなミニマリスト的な考え方が富裕層にも浸透している。高齢化で胃のサイズも小さくなり、炭水化物も不必要な脂質も抑えたい。排気ガスを吐きまくるようなランドクルーザーやポルシェに乗るのがダサく、自転車で移動する方が寧ろカッコいい。広い一戸建てなどは親の世代の異物で、狭めのマンションに住み、隣接したららぽーとに買い物に行く。いくら金を出そうと、誰も使わない。

一方、供給側はいくらでも切れる。コロナで困っている業者が多ければ、単純につぶれて貰えればよい。助成金はすべて切れば良い。作れないのなら、作るな、と。固定資産税も住宅家屋に減税せず、きっちりと壊せるようにすればよい。無駄な天下り先や電通などにもメスを入れ、不要な寺銭業者は退席してもらう。大型開発には許可を出さない。電車の延伸などもすべて禁止。従業員がいらなければ、すぐに解雇できるようにする。古い工場を潰して廃業すれば、逆に助成金をあげる。これは自民党が行うべき政策である。

マッスルを使いさえすれば、需要側でもインフレを誘発する政策もあるだろう。携帯電話の値下げはさせない。借地借家法を改正して、簡単に家賃を上げられるようにする。電気代やガス代やガソリン代は、原料価格に合わせて値上げする。電車代もエネルギー価格に合わせて値上げする。公立の教育機関も値上げしてきっちりと払ってもらう。高速道路や公共料金も値上げする。

このような政策を実施すると、すぐにインフレ目標に届くと思う。インフレにしたいのであれば、なぜやらないのだろうか?インフレになっていないのは、日銀の問題ではなく、自民党の問題である。