地上波放送が団結して世論を誘導し、国民の過半数が右から左に、短期間で簡単に靡いてしまう日本という国の浅はかさに呆れかえっている。
自民党を大勝させて安倍政権を選んだ時点(2012年の年末)で、こうなる事は目に見えていた。私は、安保法案には賛成であり、アベノミクスには反対、そして安倍首相の政治家としての資質を疑問視している。ただ、国民やマスコミが、いまさら安保法案に反対し、旧左翼みたいな連中を持ち上げてみるのは、酷い。
民主党を当選させたのもマスコミならば、民主党を大敗させたのもマスコミだ。そして、安倍政権に圧勝させたのもマスコミであるし、安倍政権の支持率を落としているのもマスコミだ。総理大臣の首を毎年挿げ替えたのも、間違いなくマスコミだ。マスコミは、日本の将来や政治を商売道具として使っている。お金を稼ぐために節操がないのは、ある意味で理解できる。しかし一部の国民はそんな節操のないマスコミに踊らされている「ただのアホウ」である。もう少し一人一人が信念を持たないと、議会制民主主義は成立しない。
絶滅したと思っていた、大嫌いな「左翼思想を持つインテリ達」がソーシャルメディアで元気になっている。ソーシャルメディアには、実名が要求されるためか、罵詈雑言がお好きなネット右翼の意見は目立たない。翻って、左翼の連中は実名で堂々と意見を言う。フェースブックとかに安保法案反対とか、安倍を下ろせとかの、どうでも良い政治メッセージが溢れているのは、居心地が悪い。しかも、そういった意見に「Like」を押すと、インテリぶることが出来る。友人や知り合いが「Like」を押していると、「左翼的な思想があるのかな?」と勘繰ってしまう。
自衛隊が違憲だという事は、子供でも解る。必要最低限の事ですら、違憲になってしまうお花畑憲法を採用した我が国で、安保法案が違憲だと来た。普通に憲法を読めば、安保も何も、武力に関わる物は違憲になると思う。いい加減、憲法から理想論を駆逐して、まともな物にしたらどうなのか?冷戦下の日本の平和は、「平和憲法(笑)」が守って来たのではない。共産党国家の御家騒動と、日米安保が日本の平和を保ってきたのだという現実に、インテリ左翼はきちんと向き合って欲しい。
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