透明化、フラット、ピリオド。
自民党が単独過半数を割ってしまって、自民党が真剣に野党の意見を取り入れようとしている。今まで、こういう事がなかった事が不思議である。立憲民主党は第一野党として、アベノミクスの批判とかだけしていて、真剣に政策論争をやっていなかった。自治労などを支持母体に持つ立憲民主党は早く解体して、その他の弱小政党に吸収されて欲しいと思う。
さて、裏金と政治改革の問題であるが、「透明性」、ピリオドである。政治献金を規制するとか、正直どうでも良いし、政治という権力抗争のなかで、企業や団体が献金できないという方がおかしい。企業が法律を通してほしくて、それを見返りに献金するのは、当たり前である。要は、それをきっちりと公表してもらえれば、あとは有権者が判断を下せるわけだ。現状では、企業が直接献金できなくなって、その代理の個人を通して献金しているから、判断基準が見えなくなってしまうわけだ。意味不明なしょーもないルールを作るんじゃなくて、ただ、オープンに透明にすれば、それでよい。献金も支出も、基本は全て公開。特定されうる個人情報は隠せるなど、多少の融通は持たせてあげても良いが、すべてオープンにするべき。それで、すべては解決する。企業献金を禁止とか、共産党や自治労や政治団体が喜ぶだけなので、絶対ダメ。しょーもないルールがあるから裏金も作るわけであり、ルールがなければ、金に裏も表もなく、バランスがとれたすべての会計があるだけである。
減税の話であるが、壁云々、本当にしょうもない。現状の税金の計算は、タクシー料金の計算のような階段状のグラフを作っている。恐らく、そろばんや電卓や何かで計算していた昔の頃は、こういう階段状グラフと、レンジ内の公式を与えておくと利便性が高かったと思われる。ただ、デジタル時代に、階段状グラフは、ガウス記号がついた計算式でもあてはめなければ表せないわけで、これは使い勝手が悪い。単純に、ゼロを通る単純回帰直線、あるいは単純回帰曲線(累進の場合、だが公平性という観点で、私は税制はフラットにするべきだと思う。消費税は廃止させて、すべてフラットな所得税だけ、としても良いと思う。)で簡単に計算できるようにするべきだ。そのうえで、日本に一秒でも住所を持つものと、日本に住所を持つ企業で一秒でも働いたことがあるもの、一円でも日本の資産を有するもの、赤ちゃんから老人から外人から難民まで、サラリーマンから専業主婦から学生からボランティアから水商売まで、両若男女すべての個人に課税申告義務をつければ、すべて解決する。しょーもない議論は全て解決する。保険も税金と同じシステムで、直線回帰で課すべきだ。みんな解ってるくせに、NTAもMOFも何も言わない。これが公平性であり、システムの効率化であり、トランザクションコストの軽減である。(日本に旅行する旅行者にも旅行者番号を与えて、一定の入国税を入国時に一律に課し、消費税還元はそこからするようにするなどしても面白いかもしれない。)
こういったロングタームビジョンを持っている政治家に投票したい。何万円の壁の議論は、ゼロ回答よりは評価するが、国民民主党は政府の効率化を真剣に考えているようには見えない。維新はそれを諦めて自民党におもねっているようにしか見えない。左派政党は内心増税したいし、MMFは論外。NHK党にでもこの案を持っていきたい。