日本とドイツの関係はいたって良好である。何の問題も抱えていない。自動車や機械など、産業構造が重なっているため、米国や中国の市場では競合する強者である。真面目な国民性も似ている。そして、第二次大戦の敗戦国として、ある種の否定したい友達意識がある。恐らく、大勢の日本人にとって、ドイツとのイメージは良いと思う。それはドイツで日本のイメージが良いのと似ていると思う。
メルケル首相が、日本で極一般的なスピーチを行った。「戦後処理を自国は上手く行った。日本も隣国と仲良くやって欲しい。ただ、状況が違うのでアドバイスする必要はない。」こんなにも常識的な話はあるだろうか?
それを右と左のメディアが、メルケル首相が言っていない事を勝手に深読みして、日本の批判やドイツ批判に使っている。意味が不明である。日本と言う国はいつからそこまで政治的になったのか?はっきり言って、気持ちが悪い。幻聴が聞こえる人がいるのだろう。
日本の首相がドイツに行ったとしても、「日本もドイツも第二次大戦を終えて成熟した国家として努力し、世界のリーダーとしなりえた。ドイツはユーロ圏から脱落者がでないように努力する必要があると考えている。ただ、状況が違うので直接アドバイスする立場にはない」と言うだろう。
原発の話しについても、メルケルは自分の党利党略で、「既存原発の維持と新規原発をなくす」事を党の方針としている。これは原発の現状維持政策である。これを言ったからといって、ドイツが日本の原発政策を批判している、などとするメディアは幻聴でも聞こえているのかも知れない。
メディア上にイディオロギーに基づいた政治的な記事が増えるのは、国民にとって健康的な事ではない。何にでもケチをつける韓国のメディアを嘲笑していたが、日本のメディアが韓国化する事だけは良識ある日本人が一丸となって避けさせるべきである。
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3/16/2015
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