スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

トランプ政権、スローダウン

毎朝おきて、すぐにアメリカのニュースをチェックするという生活が1月以降続いてきたが、ニュースの量が明らかに減ってきた。それに伴い、日米の交渉のニュースも冷めてきた。 アメリカ側は、世界的に公平な自由貿易という理想郷を目指すための交渉を世界中の国と行おうとしている。が、勿論、現政権の票を左右する利権団体の押し売りのヤクザみたいな、ふざけた要求のみがクローズアップされている。日本側は、貿易赤字の話ばかりを取り上げ、社会主義でもないのに、国が何なら買えるのか、みたいな間違った議論を始めている。アメリカ側は立場上、吹っ掛ける必要があるのだから、意味不明の要求は受け入れる必要はないのだし、日本側が同じようなゲームをする必要はない。議論の本質が見えなくなる事には忸怩たる思いである。 自由で開かれた世界が、自由に貿易をして、お互いに成長していく理想の社会。そのイメージが、一般の人たちから消えてしまっていることが一番怖い。
最近の投稿

日米ディールはあるのか?

5月1日に日米の第二回関税交渉が行われた。 何を喋ったのかすら不明。ゴールデンウィークで国会が閉まっているので、赤澤さんが無理矢理ワシントンに行って、会談の時間を持ってもらった、というだけの話だと思う。マスコミから流れてくる話を聞いていると、会談はスカスカだったように感じてしまう。 日本側としては、日本特定の相互関税の24%は勿論なのだが、自動車や鉄鋼にかかっている関税をどうにかして欲しい、というボトムラインがある。が、アメリカ側が日本に要求していることは、貿易収支不均衡の解決という、かなりフワッとした要求だ。日米間での交渉のために、米国側が対日本で真面目にウィッシュリストを作ったような様子もない。 で、赤澤ーベッセント、グリア、ラトニックによる通訳を入れての第二回会議がDCで開かれたのだが、会議内容やディスカッションポイントは、残念ながらマスコミからは漏れてこなかった。会議の内容に秘匿性が高く、外に漏らせないのかもしれない。 アメリカ側は、自動車関税は交渉の対象外、と言ったという事だ。日本側は、コメは外して、トウモロコシと大豆、と言ったらしい。これ、スカスカやんか。 アメリカもやる気がない感じがする。これ、このまま継続してもいいの? 少なくとも、自民党は業界団体への配慮を優先し、日本国民にフェアな市場を作り出す気は全くないという事は理解した。日本のマスコミは、業界団体に配慮する自民党の片棒を担ぎ、消費者のためになる日本国内の自由な市場の創造をすることは、アメリカ側に過度な譲歩をしている、と、売国的なロジックを繰り広げている。

米国との関税交渉に日本から差し出せるものはあるのか?

日本は貿易赤字国である。アメリカとの貿易収支が大幅な黒字だからと言って、バランス的にどうこう言える状態ではないと個人的には思っている。貿易収支には、デジタルなど、色々と含まれていないものもあり、そのあたりも冷静に見たうえでの議論とするべきだと思う。 アメリカが、ヤクザのような脅しをかけてきた。日本にとって、車や鉄鋼は基幹産業であり、これら産業の経済波及効果は非常に高い。これらの産業が不調に陥ると、日本の経済はガタガタになる。東京のサービス業従事者が、1000万強の年収を貰って大きな顔をして、Youtubeでえらそうなことを言っているのを良く目にする。しかし、トヨタやホンダの工場作業員が頑張ってくれ、世界中で日本車を売りまくってくれているのだから、日本という国はこれでだけ世界の中で偉そうにでき、東京に住んでいる人はその人達に支えられているというのを忘れている節さえある。世界の中でも、アメリカが日本自動車の太客であり、その太客をターゲットにするために、何十年もかけてサプライチェーンを構築してきた。そこが関税引き上げなるインチキを始めると、日本経済は困ってしまう。 困るくらいなら、何かを差し上げて、関税引き上げを止めて頂こうというのが、ベーシックなストーリーとなる。トランプ政権としても共和党にしても、関税はあくまでも不公正な貿易に対する楔に過ぎず、最終的には自由貿易が望ましいとしている。公正な自由貿易が世界の発展に寄与することは教科書通りであり、それに反対する人はアホだけである(今は、不公正がまかり通っているのに、自由っぽい貿易慣行で、インチキしている国に生産が偏る仕組み)。 世界中のまともな有識者は、この機会に、日本や世界経済の発展に寄与できるように、日米交渉がポジティブな会議になるような提案をしている。日本の農林水産物の貿易をさらに自由化することによって、日本のタックスイーターであり、利権の巣窟のような業界にメスを入れ、公正な国際貿易に方向性に近づけたい。日本の一般消費者の利益にも与する提案である。(次のポストで述べるが、政治的にメスを入れる要素はいっぱいあるものの、アメリカに差しだせるような物はほとんど残っていない。) ただ、石破政権にそれは出来るのか?石破は「日本の田舎グレートアゲイン」+「軍事おたくによる国家安全」みたいなスタンスの未来を標榜していたと理解してい...

日米交渉に反対するJAと、世界最大ヘッジファンドの農林中金

半年くらい前から、株を手じまいして、ポートフォリオのほぼすべてを債権に移しておいた。トランプが関税を全世界に課すという方針を示し、市場が動揺し、「はい、ごちそうさんです!」というはずで、4月6日の日曜日は眠りについた。で、月曜日の朝起きると、あれれ?なんで私の債権が目減りしているの??その後、さらに利率が上昇し、私はかなりの損失を喰らった。レベレッジ無しの債権なので、損失と言ってもたかが知れている。が、儲かる筈だったのが、損したという事で、結構凹んでしまった。株安、ドル安なら、利率は下がる筈だろう、と。株、債券、通貨のトリプル安。想定外だった。 ホワイトハウスにとっても想定外だったらしく、トランプは中国以外に対する相互上乗せ関税の発動を90日間待つこととした。株は多少上がったが、私の債権のヴァリューは殆ど戻っていない。 MAGAの問題提起は、自由貿易を推進しようという事で立ち上げたWTOのルールがあまりにもポンコツで、中国などがルールを濫用し、アメリカのような発展国が逆に損をしており、公正な貿易という目的を達成していないというポイントである。 発展途上国が為替を低く抑えていることは明らかであり、そのあたりの国がアメリカドルと現地通貨をペッグしているので、その煽りを受けて、日本円は全ての通貨に対して弱含んでいる。そのあたりを是正することなく、貿易収支が均衡することはあり得ない。 トランプが関税戦争を仕掛け、予定通り、通貨と株が安くなった。これは、インフレの終息に寄与するため、トランプとしては大歓迎の筈だ。が、誰かがTBillを売り浴びせ、なんと、米国の利率が急騰してしまい、債券額面価格が下がってしまった。 アイヤー、である。まあ、中国や日本がT-Billを大量に持っているのだから、売り浴びせる事は理論的に可能だ。しかし、売った人も損をする、自爆の道である。トリプル安に焦ったトランプは、関税政策を大きく緩和させた。 一体誰がT-Billを売り浴びせたのか?農林中金という噂が上がっている。ドルや株を持っておけば絶対に儲かる側面で、わざわざ利上げをする国債に大量に資金を入れて、昨年、ポートフォリオを大調整したポンコツではあるが、世界最大のヘッジファンドこそが農林中金である。アメリカとの貿易戦争で、譲歩することが確実である日本農業の金庫番だ。JA会員の金を使い、損をさせること...

公共放送は世界最大のカルト教団の教祖を奉るな!

私の理解では、ローマン・キャソリックはカルト集団である。そのカルトの教祖であるホルヘ・マリオ・ベルゴリオが亡くなった。その事をニュースとして、事実を報道することは構わない。 しかし、カトリック宗教の教皇として、他国の政治に干渉した事実を、あたかも世界の偉人が行った善行のように報じるのは違うと思う。教皇が核兵器に反対したり、戦争に反対したりするのは勝手だが、それはカルト宗教の布教活動である。カルト宗教の布教にお墨付きを与えるような報道は、おかしいと思う。 カトリックは、いまだに心に傷を抱える信者に対して、免罪符なるものを販売している。政治にも介入するし、ヤクザ(マフィア)ともズブズブである。バチカン市国が独立しているという仕組みを使い、出自が怪しい金を洗浄した上でため込み、やりたい放題だ。組織的に少年たちに性的加害を長年続けてきたうえ、誰もが知るその事実を、まるでジャニーズ事務所のように隠蔽してきた。 フランシスコ教皇と名乗るベルゴリオは、池田大作や大川隆法、文鮮明とかと変わらない怪しげな人物である。国民が支えるNHKなる公共放送が、カルト教団のリーダーを尊敬されるべき人物として扱う事に、大変な違和感を抱かざるを得ない。 コンクラーベとか、合同結婚式とかと変わらない邪教の儀式に過ぎない。ワイドショー程度の話題であり、まともなニュース番組が解説する必要もない。 PS しかし、JDバンスが会った次の日(イースター)に死ぬっていうのは、非常に興味深い。

選挙で金儲けをするSNSを批判しながら、オールドメディアは遺族のお涙まで使って金儲けをしている件。

3月22日の報道特集を見ているが、竹内県議の特集だ。遺族は良くこれを許可したな、と思う。そして、こういう映像を使って金儲けをしているTBSが信じられない。TBSの村瀬は、「遺族が静かに暮らせるように」とか言っていたが、おまえらが蒸し返して騒いでいるんじゃないか、と言いたい。これを見たら、「竹内、ふざけるな」という動画が一杯上がるの、TBSさんは理解できないんでしょうか?? 30分くらいの特集だが、お前が言うな、みたいな話ばっかり。竹内県議が百条委員会で、根拠のない事を元に知事を貶めていたのは確かである。何を言おうと、その事実は変わらない。それにあえて触れないところが芳しい。(後半のオウムの話では、TBSの坂本弁護士事件の事には触れていたのは草) 田舎の県議会のIQの低いゴタゴタの蓋を開けてしまったのは、TBSを含む東京のマスコミである。この騒動が何故始まったのかというのは、開けたらいけない低レベルのパンドラの箱を開けてしまったから、死人も相次いでいるのだ、と私は強く思う。兵庫県政の問題で金儲けしてるんは、オールドメディアのあんたらも一緒だろ。金で世論が動かすのが嫌なら、TBSは報道で金儲けするな。立憲民主党の正義をスポンサー集めて堂々と報道している癖に。 兵庫県は、このような事が起こらないように何をすべきだったか?県職員が真面目に働くような人事を施し、頭の悪い県議員をのさばらさせない、という事につきるのではないか?でも、それに手を付けて、県庁が混乱したのか・・・震災があったとは言え、兵庫県の大部分は裕福でお上品なので(姫路や尼崎や伊丹や長田を除く)、あまり政治に深入りしなかったので、公務員天国が蔓延っており、理解不能の井戸県政になっていたのだろう。 竹内の奥さんの手紙。その後のキャスターの結論。全く響かないのだが、私の頭がおかしいのか?TBSは事実を捻じ曲げてでも国民を洗脳したいのか?TBSはあくまでも営利目的だと思うのだが、営利目的にこういう主張されてもなぁ。金儲けのためのコメディーであるとしか見えない。もし村瀬やディレクターなどが、本気でこのような事を正義と考えているのなら、オウム信者のレベルだと思う。 報道特集、裏切りません。あかん、これ、ついつい見てしまう。私は視聴率に貢献してるやん。じつは、そこまで理解して、視聴者を煽って話題を盛り上げるように番組編成して...

結局、渡瀬元局長の書いたものは、概ね嘘八百。

 私は、先の投稿にて、第三者委員会の結論が、知事のリーダーシップに対して意見していることに対して、選挙を経ていない弁護士がゴチャゴチャいうな、という旨の発言をした。これは、別に第三者委員会の結論を認めない事が目的ではなく、単純に感想を述べただけだ。 私は、第三者委員会の報告書の結論に関しては、玉虫色にまとめたあざとさが気に食わないとはいうものの、内容に関しては、「そんなもんだろうな」、という見方をしている。第三者委員会は、元西播磨県民局長の怪文書に関しては、嘘八百が含まれていると認めている。兵庫県の指針に準ずる独自定義に基づいた刑罰が伴わない「パワハラ」を、「事実認定」という形を取っただけである。西播磨県民局長は嘘八百を6つ並べ、1つだけ職場の雰囲気の悪さの事を書いて(これが「パワハラ」らしい)、「はい公益通報」、という判断である。嘘八百を含む噂程度の文書をバラまいたことは間違いない。 「パワハラがあったので知事は辞めろ」、みたいなことが地上波で言われているが、それは全く違っていると思う。東大にいったようなエリートではない、能力が劣る可哀そうな人たちも県庁では一杯働いているので(あくまでも藤本委員長の意見。)、コミュニケーションをもっと気をつけろ、みたいな話である。知事も、付箋を投げたとか、視察の動線を確認していなかった職員を叱責したとか、深夜の勤務時間外にラインを送ったとか、事実は知事も認めており(事実であるのだから当たり前)、至らなかった事は改めたいと既に反省している。 「嘘八百の文書の犯人捜しは違法」、みたいな話はしているので、そこは事実誤認も含めて引っかかる。が、職場の公用PCをチェックしての職員の処罰はOKという事で、結局、どないせえっちゅうねん、みたいな批判はもっともだと思う。昔の荒れた公立中学校みたいに、定期的に公用PCの抜き打ち検査でもやればよいんじゃないかな(笑)。この先は、兵庫県政の問題ではなく、消費者庁や国政が公益通報者保護法をしっかりとリバイスすることが求められると思う。これは、国会議員にはさぼらずに取り組んでほしいし、兵庫で立候補する国会議員にはこれに関する見解は必ず聞くべきだと思う。(県議もひどいが、国会議員もやるべき仕事を何もしていない。) いずれにせよ、マスコミの報道の仕方は、かなりおかしい。本日は土曜日。一週間の最大の楽しみ...