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プレーしている選手ではなくて、テレビで視聴している観客に迎合する商業主義オリンピック:バドミントンの意味不明な失格に意見する

IOCの横槍の元、バドミントン連盟が下した処分には辟易とする。バドミントンの規約に「全力で戦う事」というものがあり、それに対して4チームは無気力で望んだために失格だと言う後付けが発表された。全力で一つでも上の順位を目指していただけである。失格になったチームは観客のブーイングを浴びようとも審判に白い目で見られようとも、必死に星を落としにいった訳である。インターネット上に落ちている映像を見て欲しいが、あれほど自分たちに有利になるように馬鹿正直に負けようとしている選手達を見た事があるだろうか?特に中国と韓国戦。お互いが完璧なまでにあから様に全力で負けようと戦っていた。目的はただ一つ。一つでも上を目指すために。負ければ決勝まで趙蕓蕾-田卿ペアと当たることなく、ほぼ銀メダル以内が確定される。勝てば銅メダル止まりになる可能性がでてくる。長期志向で戦えば、負けるのが理論に適う。これを品性がないだの、試合を侮辱しているだのと言っている人がいるが、要約すると「オリンピックの試合はそれぞれが完全なる見世物であらんために、余りに露骨な事をしないで欲しい」という事になる。運営側が試合の途中で、これ以上するとディスクオリファイさせるぞと脅しているが、果たして選手は英語を理解したのだろうか? 負けた方が有利になるような試合形式を作っておいて、モラル云々を騙る連盟や大会運営側に虫唾が走る。オリンピックと言う商業ベースの見世物で観客から批判されるような行為があったから失格させたと声高に言うべきである。IOCとバドミントン連盟こそがディスクオリファイされるべきであるのだ。そしてソファーの上でポテトチップスを齧りながら「スポーツ精神にもとる試合をするな!」などと叫ぶ視聴者達。「メダルを獲れればなんでもいいのか?」などと戯言をほざく視聴率主義の偽善メディアたち。アスリート個人の人生としてはメダルが全てに決まっている。それで人生が変わるのだ。ルールにのっとり必死で上を目指すアスリート達を「見世物小屋のたこ女」扱いする姿勢は軽蔑されてしかるべきである。 今回の件は大活躍する中華人民共和国や大韓民国のチームが失格になったので日本人の間では小気味が良いニュースとして捉えられている。しかし選手達は馬鹿正直な長期戦略重視の取り組みをしたら失格になったのだ。「なでしこ」のようにもう少し賢くやれば良かったと示唆...